<原発>若狭湾岸で過去の大津波調査…関電など方針 (毎日新聞)ほか

<原発>若狭湾岸で過去の大津波調査…関電など方針
毎日新聞
8月14日(日)13時55分配信

 福井県内で原発14基を運転する関西電力など3電力事業者は、原発が集中立地する若狭湾岸で過去に大津波がなかったかボーリング調査を実施する方針を決めた。これまで「若狭湾では津波による大きな被害の記録はない」と説明してきたが、東京電力福島第1原発事故を受け、過去の大津波の有無を再検討する。

 調査するのは関電と、敦賀原発を運転する日本原子力発電高速増殖原型炉「もんじゅ」を運転する日本原子力研究開発機構

 同県若狭、美浜両町にまたがる三方五湖の湖底や周辺をボーリング調査して堆積(たいせき)物を採取し、津波の痕跡を調べる。若狭湾岸の中央に位置する三方五湖は湖底に過去の地層が状態良く残っており、過去の津波の発生状況が分析できるという。

 若狭湾岸では、1586年の天正大地震で大津波が起きたと示す記述が、ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが記した「日本史」などにある。関電などは文献の存在を把握していたが、天正大地震が内陸部の岐阜県で発生したとする「日本被害地震総覧」(東京大学出版会)の記述を採用してきた。

 しかし、今年6月に国の中央防災会議が「一度想定した地震・津波についても、最新の科学的知見を取り入れて適宜見直すことが不可欠」と提言したことなどを受け、調査実施を決めた。【安藤大介】
……
最終更新:8月14日(日)15時57分






若狭湾津波 国調査に期待

 県内の原発立地4市町でつくる「県原子力発電所所在市町協議会」(会長=山口治太郎・美浜町長)の総会が11日開かれ、満田誉・副知事が、1586年に起きた天正地震により、若狭湾沿岸で津波による多数の死者が出たという文献記録などを踏まえ、「若狭湾では過去に津波の被害があったという歴史的な事実がある」との認識を示し、国による調査への期待を示した。

 満田副知事は、7月26日に開かれた内閣府原子力委員会で、河田恵昭・関西大教授が、若狭湾沿岸で過去の津波調査をする必要性があると指摘した発言を紹介した上で「国も各地の情報を集めて、その後の判断につなげるのだろう。それを待っている」と述べた。

 この日は、4首長から県に対して、原発周辺の避難道整備を求める声が相次ぎ、県は「特別な財源を国に要請している」と説明した。

(2011年8月12日 読売新聞 福井版)





“原発銀座”若狭湾に大津波の恐れ、関大教授が指摘

 河田恵昭・関西大教授は26日に開かれた内閣府原子力委員会の会合で、福井県の若狭湾と山口県の瀬戸内海沿岸が大津波に襲われる恐れがあると指摘し、両地域の原子力発電所の津波対策の充実と、過去の津波被害の詳細な調査を求めた。

 両地域はこれまで、太平洋側ほどの大津波は考慮する必要がないと考えられていた。若狭湾沿岸には日本原子力発電の敦賀原発と関西電力の美浜大飯高浜の各原発、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」があり、山口県の瀬戸内海沿岸では中国電力が上関原発を計画中だ。

 河田教授は▽1586年の天正大地震で若狭湾沿岸が津波に襲われ多数の死者が出た▽100~150年周期で発生する南海地震では、津波が山口県の日本海沿岸に到達することがある――など最近の知見を紹介し、「最悪のシナリオを考え津波対策に万全を期す必要がある」と訴えた。

 今後の原子力政策立案のための有識者からの聞き取りに招かれて発言した。

(2011年7月27日 読売新聞)





●津波被害の文献知りながら「記録なし」と説明 関西電力 (asahi.com)ほか
http://sociologio.at.webry.info/201105/article_101.html
●原発の集中立地リスク
http://sociologio.at.webry.info/201103/article_114.html

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