米海兵隊:オスプレイ配備 環境審査に着手(毎日)ほか

米海兵隊:オスプレイ配備 環境審査に着手


MV22オスプレイ=米南部ノースカロライナ州の
ニューリバー航空基地で2010年10月26日、
古本陽荘撮影

画像 米海兵隊が、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを配備するため、周辺環境への影響を調べる「環境審査」に着手したことが分かった。沖縄県が反対する中、配備に向け具体的な手続きに入ったことになる。問題がなければ、来年10月の配備を正式決定する方針。米軍側は環境審査に着手したことを日本政府に伝えたが、県は「いまだ配備方針も正式通知がない」としており、地元の反発が強まりそうだ。

 米海兵隊司令部(米バージニア州)が毎日新聞の取材に明らかにした。環境審査の対象地域は、普天間飛行場と同飛行場の代替施設予定地である同県名護市辺野古の他、訓練で飛行予定のキャンプ富士(静岡県)や岩国基地(山口県)。騒音▽環境衛生上の安全性▽生物・文化資源--などに影響がないか実地・文献調査を実施、来年3月までに審査報告書をまとめる。米海兵隊は、報告書の内容について日本政府の要請があれば伝えるとしている。【鈴木美穂、門田陽介】

 【ことば】環境審査

 米軍は自国内で大規模な部隊改編などを行う場合、米国法に基づく環境影響評価(EIS)で厳格な調査が義務付けられている。一方、国外は、大統領令でEISに近い「環境調査」を当事国と共同で行うか、より簡易な米軍独自の「環境審査」を実施すると定めるが、義務付けてはいない。

【オスプレイ写真特集】米海兵隊が日本の報道機関向けに飛行を公開
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米軍岩国基地:パブリックロード供用開始 新滑走路北側に新設 /山口
米メア元日本部長:「沖縄はゆすりの名人」発言を否定 
毎日新聞 2011年8月29日 2時33分(最終更新 8月29日 4時21分)




オスプレイ配備 早まる恐れも
沖縄タイムス
 2011年8月20日 09時34分

 在沖米海兵隊の日本語版ホームページに掲載のリーフレット「MV22Bオスプレイ」の中で、垂直離着陸輸送機オスプレイの沖縄配備時期について「2012年6月以降」と記載されていることが19日分かった。従来米側は、配備は13米会計年度が始まる12年10月以降と説明してきたが、時期が早まる可能性が出てきたことになる。

 海兵隊は沖縄タイムスの取材に「13会計年度が始まって以降の配備を想定しているが、実際の到着時期に影響する多くの不確定要素がある」とし、早まる可能性も否定はしなかった。

 16日付で作成されたリーフレットは、日本人向けプレゼンテーション資料を文書化したもので全10ページ。安全性について「海兵隊の過去10年の先頭回転翼航空機で最も低い事故率」「オバマ大統領が大統領選キャンペーンの際搭乗」などと従来の説明を繰り返したほか、海兵遠征部隊で4回、アフガニスタンとイラクでそれぞれ4回と3回の運用成功例がある―などの「実績」も強調した。

 オスプレイをめぐっては在沖米総領事館も先月、危険性を指摘する声に反論する内容のメールマガジンを発行しており、配備を前に在沖の米機関がそろってPRに乗り出した格好だ。




オスプレイ配備に怒る沖縄
週刊金曜日
8月25日(木)12時38分配信
 開発過程で墜落事故が頻発し三〇人以上が死亡している垂直離着陸機MV22オスプレイ。沖縄配備について「米軍から報告を受けていない」と沖縄防衛局は否定し続けてきたが、六月六日、ついに配備の方針を認めた。それ以降、沖縄では抗議の声がやまない。

 仲井眞弘多知事は配備について「反対」を繰り返し明言し、県議会は七月一四日、与野党全会派一致で配備反対決議を採択した。

 そんな中、七月三一日に東村高江区公民館で「高江オスプレイパッド建設反対集会」が開催された。建設予定のヘリパッドはオスプレイ対応のものだと住民側は指摘し続けてきたが、今回の「正式伝達」を受け、これまでの「ヘリパッド」という名称を「オスプレイパッド」と呼び替え、改めて、建設反対を県民運動として取り組もうと呼びかけた。

 緊急の開催だったにもかかわらず、地元住民をはじめ全島から約二〇〇人が参加した。

 住民の会を代表して挨拶した伊佐真次さんは、「沖縄防衛局は(国の特別天然記念物・ノグチゲラの営巣期の終わる)七月から工事を再開すると公言していたが、一カ月間動けない状況。六月一五日、工事再開に向けて重機を搬入しようとしたが、緊急連絡で(住民)七〇人が集まり、村内にも入れさせなかった。私たちの力で工事を阻止していることを確認し、断念させるまで頑張ろう」と訴えた。

 工事をストップさせているのは住民・支援者による二四時間体制の監視座り込みと、全県・全国に広がった支援の取り組みの成果と言え、普天間基地の県外移設を明言しながらも高江ヘリパッドは容認してきた仲井眞県政が、オスプレイ配備を機に方針転換する可能性を示唆しており、今後、オスプレイパッド反対の県民世論が大きく盛り上がっていくだろう。

 国が高江住民を「通行妨害」で訴えたスラップ訴訟(司法を使った住民弾圧)も八月に山場を迎える。裁判勝利と建設阻止の実現に向けて目が離せない。

(浦島悦子・フリーライター、8月5日号)





asahi.com 2011年7月24日13時23分
「オスプレイは安全」 在沖米総領事館がメルマガ創刊

 在沖縄米総領事館がメルマガ「からはーい(羅針盤)」を創刊した。22日付の創刊号のトップは、米軍が来年10月以降に沖縄に配備する新型輸送機オスプレイの話。開発段階で墜落が続いた同機への不安が根強い沖縄から「不正確な噂(うわさ)を一掃する」と意気込む。

 メルマガでは「オスプレイに自動回転機能はある」と紹介。空中でエンジンが止まっても回転翼が回り続け、安全に着陸する機能のことだが、2年前の米下院でのオスプレイに関する公聴会で専門家が「欠如」を指摘していた。この点について日本政府はコメントを避けている。

 「米政府は地域社会に安心を与えるべく情報を提供していく」と強調。「配備計画が沖縄県でかなりの懸念を惹起(じゃっき)しているが、数件の事故をもとにした長年の否定的報道を鑑みると理解できる」とも。そのうえで「安全性には自信がある。大統領候補(オバマ氏を含む)や閣僚の方々が使用する」とアピールした。



● MV22 オスプレイ(PDFファイル) - 在日米国海兵隊ホームページ
http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/Documents/MV22v4.pdf





2011年8月17日(水)「しんぶん赤旗」
オスプレイに「自動回転」機能の欠如
実用性乏しい/切り替えも危険

日本政府 否定に躍起だが…


 米海兵隊が沖縄に配備を狙う垂直離着陸機MV22オスプレイに「オートローテーション(自動回転)」機能の欠如という致命的欠陥があるとの指摘に対し、日本政府は否定に躍起となっています。北沢俊美防衛相は「国民の命の問題として考えている」としつつ、「オートローテーション機能は十分ある」と断言しています。本当にそうなのか。(榎本好孝)

“空を飛ぶ恥”

 オートローテーション機能はすべてのヘリコプターに備わり、空中でエンジンが停止しても機体の降下による空気の流れで回転翼を動かし揚力を得て安全に着陸する機能です。

 今月8日の衆院予算委員会―。日本共産党の赤嶺政賢議員は、オスプレイの問題を取り上げ、同機に関する米誌タイム2007年10月8日号の特集記事を紹介しました。記事のタイトルは「空を飛ぶ恥(フライング・シェイム)」。

 記事は、米国防総省の内部文書を使い、同省がオスプレイにオートローテーション機能を持たせることを断念した経過を暴露。国防総省内の研究機関でオスプレイの主席分析官を務めていたレックス・リボロ氏が内部報告書(03年)で、同機のオートローテーションの試験は「無残に失敗した」と指摘していることなどを明らかにしました。

 ところが赤嶺氏の指摘に対し、北沢防衛相は「オートローテーションの機能は十分にあると承知している」と強弁したのです。

 確かにオスプレイを開発したベル・ボーイング社の「製品情報」には、同機の「オートローテーション」機能について言及があります。しかしそれは「オートローテーションには時速110ノット(約200キロ)以上が必要」という説明です。

 ある航空軍事専門家は「ヘリ・モードは垂直に着陸する時などに使うのだから110ノットという速度で飛んでいるケースはほとんどない。実用性に乏しく、ヘリに相当する機能ではない」と言います。

 米軍は「オスプレイはオートローテーションができないから危険だ」というのは「作り話」だと反論しています。(『V22オスプレイ・ガイドブック』)

 しかしその“根拠”も「V22はエンジン停止状態で無事着陸するためオートローテーションには頼らない」というもの。「必要なら固定翼機モードで(グライダーのように)滑空できる」と、事実上、オートローテーション機能がないことを認めています。

 しかも、前出のリボロ氏は09年6月の米議会公聴会で、ヘリ・モードから固定翼機モードへの切り替えは12秒かかり、機体は最低でも1600フィート(約480メートル)落下するため、極めて危険だと主張しています。

米の受け売り

 松本剛明外相は、赤嶺氏の指摘に対し「オスプレイのパイロットはシミュレーターを用いてオートローテーションの訓練を定期的に行っている」と答弁しました。グリーン在沖縄米国総領事の主張(7月22日メルマガ)の受け売りです。

 しかし前出のタイムの記事はオスプレイのパイロットはシミュレーターの外でオートローテーションの実地訓練はしない、飛行マニュアルが禁じているからだと述べています。

 赤嶺氏の質問に北沢防衛相は「いかにも(政府が)米側の代弁者のような決めつけ方」だと色をなしました。しかし、政府の態度は「米側の代弁者」そのものです。

 MV22オスプレイ 両翼のローター(回転翼)の向きを変え、「ヘリコプター・モード」でヘリのような垂直離着陸や、「固定翼機モード」で固定翼のプロペラ機のような水平飛行ができる輸送機



●「オスプレイ関連記事」(ブログ「沖縄・辺野古海上基地の問題を中心に maxi's_page」)
http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/folder/1486761.html
 ↑(真喜志好一さんによるもっとも詳細なオスプレイ関連データベース)
 http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi

●「オスプレイ関連記事」(タカマサのきまぐれ時評)
http://tactac.dreamlog.jp/search?q=%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4



【ブログ内関連記事】
●原発立地と同質=無自覚なNIMBYとしての 兵器配備=安全論(米軍ヘリ オスプレイ配備)

http://sociologio.at.webry.info/201105/article_111.html
  ↑(右派系軍事オタクの擁護論と、真喜志好一さんの批判的記事のリンクつき)
●V字形、沖縄知事に伝達=普天間代替で防衛相 (時事通信)ほか
http://sociologio.at.webry.info/201106/article_41.html
●沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件満7年
http://sociologio.at.webry.info/201108/article_46.html
●沖縄の真実、ヤマトの欺瞞 米軍基地と日本外交の軛 (神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド)
http://sociologio.at.webry.info/201012/article_6.html
●普天間移設県民大会1年 全首長「県外国外」望む (琉球新報)
http://sociologio.at.webry.info/201104/article_117.html

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