台湾版「孔子学院」を開設と、文化強国目指す 中国六中全

台湾版「孔子学院」を開設=「正統中華文化」アピール-馬英九政権
 【台北時事】
台湾の馬英九政権は12日、中華文化の海外普及などを目的とした教育機関「台湾書院」を米国で開設すると発表した。中国が世界に展開している「孔子学院」に対抗するもので、ニューヨーク、ヒューストン、ロサンゼルスの出先機関を拠点とし、14日から本格始動させる。
 馬政権は、中国が簡略化した漢字の「簡体字」を使用しているのに対し、台湾は簡略化されていない「正体字」を使用していることなどから、「台湾こそが正統な中華文化を継承している」と主張。中華文化の担い手としての正統性を海外にアピールする。(2011/10/12-17:43)




対外文化発信の「台湾書院」、14日米に登場
フォーカス台湾
 2011/10/10 18:05:19
(ニューヨーク 10日 中央社)中国語の普及や台湾文化の発信基地となる「台湾書院」がニューヨークなど米3カ所で現地時間14日にオープン、ニューヨークの開所式には周美青総統夫人が出席する。

「台湾書院」はニューヨークほかロサンゼルスとヒューストンのそれぞれ弁事処(領事館)内に設置される。ニューヨーク台湾書院の第1回目の講座では、世界的に活躍する台湾のコンテンポラリーダンスグループ「雲門集団」の創設者、林懐民氏が講師を担当する。また17日には、アメリカの著名な漢学者による「台湾漢学」の講義が予定されている。

「台湾書院」は馬英九総統の政見公約の柱の1つで、行政院文化建設委員会が設立準備を進めてきた。現在中国大陸も海外に「孔子学院」を多く設置し、中国語教育などと合わせて中国大陸への理解を促す活動を政策的に進めているが、台湾書院では孔子学院のような決まった学習コースを設けず、展示や講座を中心としたサロン形式の空間が想定されている。図書の貸し出しや、オンラインシステムを利用した中国語学習も可能だ。




「台湾書院」が米三箇所で14日に開幕
Taiwan Today
Publication Date:10/13/2011

画像「台湾書院」が、米ニューヨーク、ヒューストン、ロサンゼルスの三箇所で、現地時間14日に一斉にオープンする。実体のある拠点とデジタル・プラットホームを通じて、中国語の教育と正(繁)体字の普及、台湾研究と漢学研究、台湾の多元的な文化の輸出を進めていく。

「台湾書院」が広めるのは、台湾の特色ある中華文化。中国大陸が「孔子学院」をすでに世界各地に設けていることについて、行政院文化建設委員会では、「台湾書院」はそれに対抗するものではなく、「異なる角度から中華文化を広めるもの」と説明している。すでに30カ国の合計88の連絡拠点が、「台湾書院」と協力意向書を交わしており、「台湾書院」の活動と情報を宣伝してくれることになっている。これら連絡拠点は、主に中南米とヨーロッパ、アジア太平洋地域の教育学術団体だという。文化建設委員会では、次の段階としてはヨーロッパとアジア太平洋地域での、「台湾書院」設置を優先的に考慮していく。

今回開幕する「台湾書院」に以下の特色がある。
① デジタル化での統合
情報科学技術を応用した、「台湾書院デジタル情報統合プラットホーム」を立ち上げ、「中国語教育と正体字の普及」、「台湾研究と漢学研究」、「台湾の多元的文化の輸出」の三つの面から、学術・教学データバンクを構築する。インターネットのネットコミュニティー以外、中国語学習者と教師に関連の資源と素材を提供する。
② 連絡ステーション開設
30カ国88箇所に及ぶ、中華民国(台湾)と長期的な交流関係にある教育学術団体と「協力意向書」を結び、「台湾書院」に関する関連の情報を発信する情報ネットワークとする。
③ 奨学金の提供
「台湾書院」奨学金は年間6億台湾元あまり(約15億日本円)。台湾研究、漢学研究、中国語文の学術領域を研究する人材を引き付け、関連の研究領域での幅と深さを広げる。
④ 多元的文化の宣伝
「台湾書院」海外拠点は、各国に置く華僑教育センターや弁事処(領事館に相当)など適切な場所に段階的に設置していき、台湾の全体的な発展を紹介する窓口、及び連絡センターとする。また、現地住民に対して、台湾の文化活動や学術交流、学習に参与する場を提供する。地元の団体と合作メカニズムを築き、地元団体の場所で中国語教育を実施する。

「台湾書院」公式サイト
http://taiwanacademy.tw





教育機関?宗教組織?国家戦略の手段?孔子学院に向けられた懸念=台湾は対抗機関設立へ
モバイル版URL: http://rchina.jp/article/39822.html
2010年2月16日、台湾・中央社によると、馬英九(マー・インジウ)総統は、孔子学院に対抗する台湾書院の建設を進める姿勢を改めて示した。環球時報が伝えた。

孔子学院とは中国本土が進める教育事業で、中国語と中国文化を教えるために世界各地に開設されている。昨年末時点で世界88の国と地域に554校が開設された。日本でも複数の私立大学内に孔子学院が設立されている。

馬英九総統は、ソフトパワー強化のための国家戦略と位置付けられた孔子学院に対抗する必要があるとの認識を示し、台湾書院の設立を選挙公約に掲げていた。また中国紙・国際先駆導報によると、ベトナムやインドネシアなど東南アジア諸国では、孔子学院は宗教組織なのではないかとの懸念から反発する動きが高まっているという。(翻訳・編集/KT)
レコードチャイナ 2010-02-20 09:30:57 配信





経済大国・中国、文化で立ち遅れと危機感あらわ
 【北京=加藤隆則】中国共産党の第17期中央委員会第6回総会(6中総会)が15日、北京で始まった。

 4日間、文化体制改革をテーマに討議し、18日、「重大問題に関する決定」を採択して閉幕する。同決定は、国内総生産(GDP)世界2位の経済大国に成長した反面、立ち遅れた精神文明を復興させ、世界市場で劣勢のソフトパワーを強化することで「文化強国」を目指す国家戦略となる。

 党中央機関紙「人民日報」は15日、「文化強国への中国ロード」と題する署名入り論文を掲載。中国の説話を基にした米ディズニーのアニメ映画「ムーラン」が中国で大ヒットしながら、自国の文化企業が一向に振るわない現状を指摘し、「文化面で優勢に立てなければ、国家の文化主権も守ることが出来ない」と危機感を訴えた。

(2011年10月15日18時33分 読売新聞)





経済の次は「文化強国」建設へ 中国、6中全会始まる
asahi.com
 2011年10月16日1時52分

 中国共産党の第17期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が15日、北京で始まった。主要議題は「文化体制改革の深化」。経済成長に見合う文化の面での発信力を強めつつ、市民に広がるインターネットなどのメディア管理は緩めない。そんな「社会主義文化強国」の建設を話し合う。

 「文化強国」の建設は、世界第2の経済大国に急成長した中国が、ソフトパワーでも国際社会での影響力を高めることを狙おうとの国家戦略だ。

 胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席(党総書記)は7月の党創立90周年の重要演説で「文化は、総合的な国力競争において重要な要素になってきている」と強調。「我が国の国際的な地位にふさわしい文化ソフトパワーを形成すべきだ」と訴えていた。





中国 文化強国目指す 六中全会開幕
東京新聞
 2011年10月16日 朝刊

 【北京=安藤淳】中国共産党の重要施政方針を決める第十七期中央委員会第六回全体会議(六中全会)が十五日、北京で開幕した。主な議題は「文化体制改革の深化」で、欧米文化に対抗する中国文化の強化策などを討議。また、来秋に交代する胡錦濤総書記(国家主席)体制の総括や第十八回党大会に向けた基本路線、人事構想についても話し合う。
 世界第二位の経済力を持ち、国際政治・軍事面でも存在感を増す中国だが、文化的にはハリウッド映画やポップカルチャーに圧倒され「文化赤字」(香港紙)の状態が続く。十五日付の党機関紙・人民日報は「西強我弱」(西側は強く中国は弱い)と中国文化を位置付けた。六中全会では映画やアニメ、書籍など中国発信の文化産業の振興などソフトパワーの底上げを図る議論が中心になる。
 背景には、国内の政治、社会に大きな影響力を与え始めた五億人を超えるインターネット利用者の存在がある。民主活動家・劉暁波氏のノーベル平和賞受賞や「中国ジャスミン革命」など民主化を求める動きに対し、中国当局は厳しいネット管理で対抗してきた。
 しかし、劉雲山・党中央宣伝部長は九月、「五億人のネット人口の管理は不可能」と認め、ネットの影響力拡大を懸念。今後の文化育成で、独自の社会主義文化を創出して愛国心を高め、一党独裁体制を揺るがしかねない欧米の文化・文明流入を最小限に食い止める狙いもありそうだ。
 同時に経済発展にともなって拝金主義や汚職・腐敗がはびこる中国で、倫理・道徳面の思想を強化する思惑もあるとみられる。
 今回の会議では重要な人事異動はないとされ、来秋始動する見通しの習近平国家副主席の体制に向けた党内人事の調整があるとみられる。最終日の十八日にコミュニケが発表され閉幕する。

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ましこ
2011年10月25日 00:17
嫌悪の対象だったミスコン、今や中国のソフトパワー産業に―米メディア
モバイル版URL : http://rchina.jp/article/55409.html

2011年10月19日、米CNN(電子版)は「中国、拒んでいたミスコンを受けいれる」と題した記事を掲載し、かつて嫌悪していた美人コンテストが中国全土で盛んに開催されていると指摘した。22日付で環球時報が伝えた。

1993年、全世界で18億人の視聴者が見守る「ミス・ワールド決勝大会」が開催されている一方で、中国の新聞の一面には「北京大学の女子学生、美人コンテストを拒否する」とのタイトルが躍った。海外の美人コンテストを痛烈に批判する同記事は読者の広い支持を獲得したが、20年後の中国ではビキニ姿で人前に立つ「不健康な風潮」など、どこ吹く風。全国各地で大量の美人コンテストが開催される国へと変貌した。

「中国はあらゆる分野で金メダルを欲しがっている。ミス・ワールドやミス・ユニバースでも同じだ」と話すのは香港大学現代中国研究プロジェクト主任のルイス教授。中華全国婦女聯合会のある幹部も「ミスコン優勝者は才色兼備の女性」と容認する姿勢を見せている。さらに地方政府にとって美人コンテストは今や立派な「ソフトパワー」だ。有名なミスコン開催地・海南島三亜市は観光地としても有名になった。中国政府も美人コンテスト優勝者を文化大使に任命し、海外における中国のイメージアップに貢献させている。毛沢東時代の清教徒的男女平等の観念は、熱心な競争者と日々増大するテレビ視聴者に取って代わられたようだ。(翻訳・編集/本郷)
レコードチャイナ 2011-10-24 23:30:27 配信

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