福島第一、地下水も放射能汚染 限界値の1万倍のヨウ素(asahi.com)ほか

福島第一、地下水も放射能汚染 限界値の1万倍のヨウ素
asahi.com 2011年4月1日1時36分

 東京電力は31日、福島第一原子力発電所1号機の建屋近くにある地下水の排水設備の水から、原発敷地境界の法定限界値の約1万倍の濃度にあたる放射性ヨウ素131を検出した、と発表した。地下水の放射能汚染が確認されたのは初めて。

 東電によると、30日午前に採取した同設備内の水からヨウ素131が1立方センチ当たり430ベクレル検出された。

 この設備は、建物が地下水の浮力で動かないように、ポンプで地下水をくみ上げ、側溝に排水している。東電は地下水について、「タービン建屋などの高濃度の汚染水がしみ出したのではなく、放射能を含むちりが雨水でしみこんだと考えられる」と説明。地下水が敷地外に広がっている可能性は低いとみている。

 また東電は、2号機の坑道(トレンチ)のたまり水から、通常の原子炉内の水の数万倍の濃度の放射性物質が検出されたと明らかにした。




福島第一原発 地下水も汚染
東京新聞 2011年4月1日 朝刊

 東京電力は三十一日夜、福島第一原発1号機のタービン建屋付近の地下水から、法令で定める濃度限度の約一万倍の放射性ヨウ素131を検出した、と発表した。地下水の汚染が確認されたのは初めて。2号機の建屋外にある配管などが通るトンネル(トレンチ)内の水からは、運転中の原子炉内の水の三万倍に当たる放射性物質が検出されたという。東電は一部数値に疑義があるため、あらためて検証したうえで正確な数値を公表したいとしている。
 東電によると、1号機の地下水のヨウ素131の濃度は一ミリリットル当たり四三〇ベクレル。2号機の地下水は八〇ベクレル、3号機は二二ベクレルだった。東電は「非常に高い値と認識している。大気中の放射性物質が雨で地面に落ち、地下に染みこんだ可能性がある」としている。
 地下水は通常、ポンプでくみ上げ、側溝から海に流しているが、地震でポンプが停止したため、海に流れた可能性は低いという。
 2号機のトンネルの立て坑のたまり水から検出された放射性物質は、一ミリリットル当たり六九〇万ベクレルのヨウ素131、二〇〇万ベクレルのセシウム134など、計約一二〇〇万ベクレルという極めて高い濃度だった。
 2号機のタービン建屋地下のたまり水からは運転中の原子炉内の水の十万倍の濃度の放射性物質が見つかっており、東電は原子炉内の溶融した核燃料と接触した水がタービン建屋地下を通じて流れ込んだとの見方を強めている。
 一方、東電は三十一日、建屋内と立て坑の汚染水の水位監視のため、二日までにカメラと計測器の設置を決めた。
 原子炉への注水と建屋地下、立て坑の水位変動の関連を調べ、水漏れの場所と量を把握したい考え。2号機は建屋内の線量が低い場所と立て坑に、1、3号機は立て坑にのみ設置する。
 汚染水の処理では、1号機は汚染水でいったん満水になった復水器を空けるため、復水器内の水を移す別のタンクを空にした。2号機の同じ作業は一日で終了の見込み。
 福島第一原発を冷却する真水を積んだ米軍提供の台船二隻のうち一隻が三十一日、原発の岸壁に接岸。もう一隻の到着を待ち、注水態勢を整える。

◆事故後染みたか
 立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)の話 地下水から高濃度の放射性物質が検出されたということは、事故が起きた直後からじわじわ染み込んだものが今になって検出されたという印象を受ける。しかし、立て坑で著しく高い値が検出されたことは、海水の濃度もここ数日で急速に高まっていることもあり、原子炉圧力容器の底に穴が開いているなど、何か異変が起きているかもしれない。由々しき事態だ。

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